Canonキヤノンのマウント・レンズ名の読み方「EF」「IS」や「STM」って何?

ECサイトや店頭で見かける呪文のような、こんな文字列

EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
数字とハイフンを抜かしても11文字もありますね!まずはザックリと肝心な所をご紹介します。

 

この長い記号は、こんな風に区切られています。
①EF-M ②18-150mm ③F3.5-6.3 ④IS ⑤STM

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①キャノンのカメラに装着できるレンズの種類

「EF」と「EF-S」「EF-M」があります。

「EF」は昔からの規格で主に1D・5D用(下のEF-Sのカメラにも使えます・逆は危険)
「EF-S」はAPS-Cサイズの規格で80D・9000DやKISS X〇〇シリーズ用
「EF-M」はミラーレス専用レンズでM6とかKISS M用

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*TS-E・MP-Eも販売中ですが気にせずに・・・。
マウントアダプターを使うとMのカメラにEF・EF-Sレンズが使えます。
*ちなみにEF(イーエフ)はエレクトロフォーカスの略で、昔はR・FL・FDが頭に付いていました。

 

②撮影できる範囲

数字が小さいほど広い範囲(広角)を撮影でき、大きくなると遠くの物(望遠)が大きく撮れます。数字がハイフンなしで一つのレンズは「単焦点」と呼び、ズーム機能はありません。

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*意外と重要な点!EFレンズをEF-Sカメラに付けると範囲が約1.6倍になります。
EFレンズの17mmは約27mmのEF-S、50mmは約80mm、200mmは約320mm相当

ちなみに私が一番愛用しているのは、EF24-105mm F4L IS II USMです。ある程度の風景・人物など、これだけでも使い勝手がいいです。

 

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③明るさの数値

F(エフ)値と呼び、レンズの明るさを示しています。
数値が小さいほど明るく、大きなボケ味(背景や手前がぼやけてくれる)がつくれます。ただ数値が小さいほど、大きく重く高くなります。

きれいなボケ味を出すことが出来て、値段もお手頃。長いことロングセラー1位の神レンズはEF50mm F1.8 STMです。

 

④手ブレ防止機能

IS(アイエス)は、イメージ・スタビライザーの略でキャノン独自の名称です。ブレを打ち消してくれます。新しく発売されるレンズの大半にIS機能がついています。
レンズでブレを消す方法とカメラで消す方法があります。ISと書かれているレンズはレンズで消します。

手ブレ防止機能は、遠くを撮るときにこそ特に発揮されます!EF70-300mm F4-5.6 IS II USMフルサイズ対応がおすすめ。

 

⑤レンズを駆動させるモーターの種類

STM(エスティーエム)はステッピングモーターの略。
静かにピントを合わせてくれます。ここがUSM(ウルトラソニックモーター)になっているレンズもたくさんあります。歴史はUSMの方がずっと古く、それ以前のレンズはピントを合わせる際にジージャアージジジみたいな音が結構うるさく鳴っていました。ですのでウルトラソニック!なんですね。

さらに詳しく!
STMとUSM、良い悪いは無いのですが、概ねリーズナブルなレンズにSTMが採用されています。ただ動画撮影の際、最新のSTMレンズの方が昔のUSMレンズより圧倒的に静かで、ムービーにレンズのピント合わせ音がほとんど入りません。

世界ナンバー1のキャノンレンズ群!

全部覚えようと思うと、末尾LとかDOとか、ビデオまで広げるとCJ・KJなどなどありますが上の5つでほとんどカバーできると思います。

 

もっともっと詳しく!

末尾Lのレンズ

意味はラグジュアリーの「L」。キャノンが高級(その分、かなり高価)と認めたレンズに付けられる名称で「これ」と言った企画ではなくブランド?記号です。

EOS(イオス)とは?

もはや一般名詞になっているイオスですが、エレクトロオプティカルシステムの略で
「電子式カメラ」という事になります。

大昔、キャノンは思い切って(賛否両論あり)それまでのレンズ(頭にFD等々)が使えないカメラを発売したのです。これ以降のカメラがEOS(イオス)、そしてレンズの頭にEFが付いていると思ってほぼ間違いありません。
*AF(エーエフ・オートフォーカス)のキャノンカメラはその前にもありました。

おすすめ!憧れの白いレンズ。私も愛用~!
女性でもなんとか持てる重さです。主に動物園で使っています。ほかには屋外での愛犬撮影、本格的な人物撮影などにおすすめ。

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