画像生成AIの「Adobe Firefly」を使ってみた!生成結果を猫画像で見比べ 🐱

*2024年2月1日現在の情報です。

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Adobe Firefly(ファイヤーフライ)とは?

Fireflyとは、Adobe社がリリースした生成AIの機能です。写真やイラストなどがAI(人工知能)で生成できます。
生成に使われるのはプロンプトと呼ばれる単語や文章による指示です。
2024年2月1日のモデルバージョンは Firefly image2となります。1に比べて高品質な画像が生成できるようになり、適用されるスタイルの種類も増えました。さらに精度を増して進化する予定です。

数億点を超えるAdobeStockの素材などから学習して生成されています。

 

公式サイト: https://www.adobe.com/jp/products/firefly.html

生成できるクレジット数・料金は?

Adobeのアカウントを作れば無料で試すことが出来ます。

無料 0円/月 毎月25クレジット
プレミアムプラン 680円/月 毎月100クレジット
Creative Cloudコンプリートプラン 約6480円/月 毎月1000クレジット

 

▼「アドビアカウントの管理」「Firefly」の右上のアイコンから現在のクレジット利用可能数が確認出来ます。私はコンプリートプランで、1000クレジット使い終わった後ですが、2024年2月現在は期間限定で無限に生成できるようです。今後1000クレジットを超える場合は、追加料金が発生する予定です。

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テキストから画像生成

Adobe FireflyはPhotoshop、 Illustrator、などのソフトから再配色やベクター作成が出来ます。
下記の画面は、ブラウザ上の「テキストから画像生成」を使用した所です。プロンプトを元に1から画像を生成しました。一度に作成できる画像は4枚。下のプロンプトに単語や文章を書きこみ「、」読点(英語の場合は「,」コンマ)で区切ります。
右から「写真」か「アート」を選び、視覚的な適用量、流行、テーマ、テクニック、効果、マテリアル、コンセプト、カラーとトーン、ライト、合成などを指定します。下記は効果などは設定せずに「セーターを着た猫、満面の笑み」というプロンプトだけで生成した画像になります。

縦横比は、横(4:3)、縦(3:4)、正方形(1:1)、ワイドスクリーン(16:9)が選べます。生成される画像サイズは長辺が2000pixelを超える程度ですが、こちらは将来的にサイズが大きくなっていくと思われます。

下記は同じプロンプトで、参照画像ギャラリーより『お花の水彩画』を適用させたイラストです。背景に花のようなイメージが加えられた水彩画の猫画像になりました。生成結果に納得できない場合はさらに「更新」を押すと、また別の結果が生成されます。1回生成するごとに1クレジット消費します。

左下のイラストは、背景は素敵ですが足の位置が少しおかしい画像になりました・・・。

「生成塗りつぶし」とは?

「生成塗りつぶし」とは、画像の一部を追加や削除することが出来る機能です。生成した画像の一部分を変更したい、修正したい場合に有難い機能です。
気に入った画像を選択し、左上の「編集」から「生成塗りつぶし」を選択することができます。

今回は先ほど作成した右上のイラストの一部分を変更することにしました。

新たな画像の挿入

まず花全体をブラシで選択して消します。そして新たに生成したい画像の説明を入力します。「キャットフードが入った器」と入力してみました。

すると新たなイラストが追加されます。候補も3つ出てきますが、気に入らない場合は さらに生成することが可能です。候補の中には、この絵のテイストに合わないものも出てきますので、何度か試してみてください。このあたりの精度も将来的には高くなると思います。

一部画像の削除

花の部分がいらないという場合は、ブラシで選択し「削除」を押します。

花が削除され、新たな要素が加わりました。こちらも候補が出てきます。

完全に思ったとおりには生成できないかもしれませんが、試してみる価値がある機能です。

ダウンロードやお気に入り保存

生成画像の右上から「ダウンロード」などが選べます。「画像をコピー」をするとPhotoshopで新規クリップボードを開いてペースト出来ます。「Fireflyギャラリーに送信」して、多くの人に見てもらうことも出来ます。あとでまた編集したい時は、ダウンロードか、右上のハートマークを押して「お気に入りに保存」をしておいてください。「お気に入り」はAdobe Fireflyホーム上から見ることが出来ます。

猫画像を生成してみた

「写真」というスタイルで、猫画像を生成してみました。プロンプトがとても重要になります。

▼セーターを着た三毛猫、満面の笑み

 

▼セーターを着た三毛猫、満面の笑み、全身

何も指示しておりませんが、なぜか背景が外になりました。

 

▼セーターを着た三毛猫、満面の笑み、屋内、広域、全身

屋内にして、もう少し広い部屋にいる感じに指定したかったのですが、うまくいきませんでした。別の言い方にすると出来るかもしれません。

 

Calico cat wearing a sweater with a heart patten, big smile, indoors, wide area, whole body, white background

英語で指定

試しに英語にしてセーターの柄をハート柄に指定してみました。背景にもハートが入りました。

 

▼Calico cat wearing a sweater with a heart patten, big smile, indoors, wide area, whole body, white background

「アート」を選択

イラストはスタイルを適用することにより、あらゆるタイプの絵を生成することが出来ます。こちらはシンプルに「アート」のみにしました。

「満面の笑み(口を開ける)」や「全身」は、写真ではあまり適用されませんでしたが、かなり本物の猫に近いかと思います。たまに足の数が違ったりすることもありますが、言葉を変えたりして、何度か生成してみてください。日本語を英語に変えてみても結果が少し異なりますので、うまくいかない場合は英語で試してみるのもいいかもしれません。セーターの柄や色、背景の詳細なども指定するとかなり複雑なプロンプトになるかと思います。

 

猫の写真では、ヒゲが多すぎだったり、毛の流れも少し不自然だなぁと思うことがあります。細かい部分はこれからに期待ですね!

 

イラストは、同じキャラクターの違うポーズなども将来的には生成できるようになると思います。

まとめ

2023年9月から、Adobe Fireflyで作成したコンテンツを商用利用できることになりました。実際に広告でもAIらしきモデルさんやイラストを見ることが多くなってきました。イラストを描いたことが無い人も気軽に画像生成が出来ますので、ぜひ試してみてくださいね。

 

#ジェネレーティブAI #猫写真 #ねこ画像

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