災害時に必要なものと、備えておくと便利なもの
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日本は海に囲まれた大きな島国

ここ数年は、全国的に地震が起こることが多くなってきました。さらに世界的にも異常気象が増えてきています。最近ですと、いまだかつてない規模の台風が記憶に新しいです。
災害による怪我なども心配ですが、何よりもそのあと物流や電気が止まってしまうことがニ次災害による大きな被害をもたらします。1日食料が入荷されなかっただけで、スーパーの棚がカラになってしまう事態です。普段からの備えとして、自分の分だけでも最低限用意しておきましょう。

一次災害・二次災害・三次災害とは?

災害の発生により、家屋や施設が破壊される直接的な災害を一次災害と呼び、一次災害により連鎖的に発生する火災・交通マヒ・機能マヒ(電気、ガス、水道、物流)、倒壊による怪我などを二次災害と呼びます。その後起こる経済的障害、インフラ障害などを三次災害と呼びます。直接的な一時災害よりも、二次災害や三次災害のほうが大きな被害をもたらすと言われています。

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個人・家族レベルで被害に備えましょう

せめてもしもの時に、物資不足にならないよう、ひとりでも多くの方が備えを用意しておくことが大切です。2018年9月に起こった北海道地震では、暑い中で何時間も物資を求めてスーパーに並ぶ姿が放送されました。電気がつかない暗い店内で商品を選ぶのは大変ですね。たまたま具合が悪かったり、真冬だったりしたら、それはもう想像できない大変さです。家族全員が、最低3日間は過ごせる物資を用意しておきましょう。

災害時に必要なもの

ヘルメットなど、本当の被災現場で必要なものも多数ありますが、今回はすぐに危険を生じる倒壊などが起こっておらず、それでもインフラが停止してしまった時のグッズをご紹介します。普段当たり前のように買えるものが、有事の時はすべて売り切れてしまいます。何でもない時にこそ買っておきましょう。

家族分の食料と水

用意しておくと良い分量・一人あたり

熱量 1,200kcal /1日
水分 600ml /1日
上記の量×人数×3日分

これを目安に、カップラーメン・乾パン・缶詰を中心に買っておきましょう。できるだけ日持ちが出来るものをストックしてください。ペットボトルのお水はできるだけ多く、箱で買って倉庫に置いておくのもいいでしょう。3日間は最低用意する分量です。

懐中電灯

災害で必要なものでまず浮かぶのが懐中電灯です。各家庭1つはあるものだと思います。もしまだ持っていない方は、高機能なものを用意しましょう。ロウソクは二次被害をもたらす原因になる可能性がありますので、あまりおすすめしません。

ビニール袋

小袋から、大袋までかなり使います。大袋は体にかぶってカッパ代わりに使います。

ティッシュ

いくらあっても使います。箱タイプではなくソフトパックタイプのものを買っておくと、避難時も荷物に入れやすいです。

ウェットシート水99.9

今や赤ちゃんが使うだけでなありません。無香料でアルコールの入っていないものだと、顔をふいたり、掃除に使ったりとなんでも使えて衛生的です。テーブルを拭いたり、ペットに使ったり日常でもおすすめなので、常に家にたくさん備蓄してください。手が洗えないだけでなく、何日もお風呂に入れないこともあります。

ポリタンク・ウォータータンク

生活に必要なお水を支給されるかもしれません。簡易的なビニール袋があるかもしれませんが、足りない事態を想定して、容器を用意しておきましょう。

カイロ

真冬など外気温が寒すぎるときは効きませんが、肌寒い夜などに活躍します。低温やけどには、くれぐれも気をつけましょう。

おむつ

乳幼児はもちろん。年齢に関係なくトイレに行けない場合に誰でも必要です。いざというときは、生理用にもなります。若い成人の方でも、大人用がひとパックあってもよいと思います。

おトイレに変わるもの

簡易トイレ、小さい携帯トイレ車の渋滞用などに100円ショップでも売られています。できるだけたくさん買っておきましょう。

備えておくと便利なもの

ソーラーパネル

まずは電気。電灯だけでなく冷蔵庫など、常時使用している家電は使えなくなると考えてください。情報や連絡をとるためのスマホ・携帯電話の充電くらいは確保したいです。ソーラーパネルがあると、携帯電話やラジオ、ライトなど、ちょっとした充電が出来ます。(一緒にケーブル類もまとめて保管しておきましょう)キャンプや旅行で使うこともできますので、普段も活用出来ます。

寝袋(シュラフ)

避難所で重宝します。冬の場合、部屋の中でも使えます。気温に合わせてさまざまな種類があります。真冬の災害だった場合、避難所でも暖房機能がないと思いますので、寒さに耐えられるものを選ぶのがいいかと思います。

マスク

埃を避ける、まわりが臭い(お風呂に入れないので)化粧が出来ない日が続く場合、すっぴん隠しにもなります。長時間つけていても、耳が痛くならないものにしましょう。

サランラップ

お皿を汚さないようにこちらを巻いておくと、洗う手間がはぶけます。怪我をした場合には包帯代わり、水を避けたい場所など、さまざまな使いみちがあります。

ジップロック

洋服を持ち出す場合など、圧縮袋としても使えます。水分があるものも、保管しておけますので大きめのものを用意しておきましょう。

使い捨て下着

洋服など何日か着替えられません。使い捨て下着があれば便利ですが、パンツ+おりものシート(ナプキン)で過ごしてもいいかもしれません。

常備薬・保険の証書など

常備薬が無い場合、医療機関にすぐにかかれるとは限りません。普段から持ち出せるようまとめましょう。保険の証書も家においておいた時、燃えないような対策を普段から行いましょう。

ペットの避難

ペットがいる場合は、さらに多くのグッズが必要となります。下記の記事は「猫」のものとなりますが、犬を飼っている方も参考までにぜひお読みください!

【愛猫を守る】災害時の対策と猫の防災グッズ①
https://nnnet.jp/cat-bousai1/

【愛猫を守る】災害時の対策と猫の防災グッズ②
https://nnnet.jp/cat-bousai2/

普段からの備えが大事!

何事も、普段からの備えが一番大事です。何事もないときこそ、他人事になって忘れがちですが、ここは日本です。どこに居ても地震や天候による被害が起こると思ってください。私も5年ほど見ていない、避難グッズのリュックサックを、再度見直したいと思います!!

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