アフターエフェクトでは、作ったアニメーションをユーザープリセットとして保存して、再び使用出来る機能があります。次回も使えるオリジナルのテンプレートのような感じです。自分で作って気に入った表現、いつも使う表現は保存しておきましょう!
プリセットはどこで見られるの?
「エフェクト&プリセットパネル(Effects&Presets)」の「アニメーションプリセット(Animation Presets)」に保存されます。アニメーションプリセットには、最初から入っているプリセットもたくさん保存されていますので使ってみると面白い表現が出来ます。上の「Presets」が最初から用意されているもの、「User Presets」は自分で作ったものになります。
*英語版を使用しています。
プリセットの保存の仕方
プリセットにしたい項目やキーフレームをすべて選択し「アニメーション(Animation)」→「アニメーションプリセットを保存(Save Animation Presets)」を選択→表示されるウィンドウで、名前を付けて「保存」をクリックします。
エフェクトの場合はエフェクト自体を選択したあと同様に保存します。よく使う設定などをすぐに出すことが出来るので便利です。
自分が保存したプリセットを見る方法
「エフェクト&プリセットパネル(Effects&Presets)」の「アニメーションプリセット(Animation Presets)」の「User Presets」に保存されます。ファイル名は分かりやすくしておきましょう。
TEXT_○○
Effect_○○
TEXTURE_○○
など、内容が分かるような名前で整理しましょう。
プリセットを使う方法
適用したいタイムラインを選択してから、プリセットをダブルクリックもしくはドラッグ&ドロップして使います。
種類によっては適用されないものもあります(シェイプにテキストなど)時間軸が関係するものは、開始の時間に合わせてから適用します。
プリセットのプレビューを確認する方法
AfterEffects上では、プリセット名だけが表示されるのでどんな効果のものか分かりにくいですが、Adobe Bridgeでプレビューが確認できます。(出来ないものもあります)
After Effectsのアニメーション(Animation)→ アニメーションプリセットを参照(Browse Presets) を選択すると自動的にAdobe Bridgeが起動し、プリセットの一覧が表示されます。フォルダの階層は同じになります。*あらかじめAdobe Bridgeはインストールしておいてください。
ファイルを選択すると動きをプレビューすることが出来ます。プリセットをダブルクリックするとAfter Effectsのタイムラインに自動的に追加されます(あらかじめ選択しておいたレイヤーに追加)
*自分で作成したプリセットはプレビュー出来ないっぽいです。
プリセットのデータファイルはどこに保存される?
プリセットのデータファイルの拡張子は .ffx です。
保存場所は Windows(C)>ユーザー>ユーザー名>ドキュメント>Adobe>After Effects 20○○>User Presets の中です。
プリセットが増えてきたら、User Preset直下にフォルダを作り整理しておくと便利です。名前の変更や削除する時はフォルダから削除してください。プリセットを選択した後、「アニメーションプリセット(Animation Presets)」右上の三本線のアイコンから「エクスプローラーで表示(Reveal in Explorer)」を選ぶとすぐにフォルダにアクセス可能です。
User Presetが消えた!?
User Presetが消えた場合、以前のバージョン内の保存場所に残っているかと思います。毎年のようにバージョンが変わるので注意です!以前のバージョンのデータ類を完全に消してしまった場合、復元は残念ながら出来ません・・・。大事な.ffxのデータは、あらかじめ別の場所にバックアップを取っておくことをおすすめします。
Windows(C)>ユーザー>ユーザー名>ドキュメント>Adobe>After Effects 20○○>User Presets
プリセットがあると本当に便利です。特に作るのが面倒なテキストアニメーションの保存がおすすめです。色々と試してみてくださいね!